会社のロゴデザインの作り方

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会社のロゴは会社のブランディングに欠かせない要素です。ロゴは会社の顔となり、お客様に印象やイメージを与えます。競合との違いを表現することで、認知度や魅力度を高めることができます。ロゴを作成・デザインするにあたり、会社の特徴やメッセージ、ターゲット層などを考慮する必要があります。

会社のロゴの重要性や、一般的な作成方法について見ていきましょう。

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会社のロゴの重要性

会社のロゴは、会社の印象を左右したり、信頼と責任の証としての役割を果たします。ロゴは会社の歴史や実績、理念や展望などを象徴します。ロゴを使い続けることで、お客様に対する信頼や責任を示すことができます。また、ロゴは会社にとって24時間年中無休の営業をしてくれる存在でもあります。

直接的な売上にはならないかもしれませんが、会社のロゴは潜在的にお客様の頭の中で常に会社を思い出させる効果があります。ロゴが目に入るたびに、会社の存在やサービスをアピールすることができます。

ロゴデザインの作成手順

会社のロゴデザインを作成するための一般的な手順について紹介します。

ロゴ配置で会社のイメージが変わる

競合を調査しブランドについて分析する

ロゴデザインを考えるにあたり、自社の強みや特徴、ターゲット層、競合との差別化などを明確にすることが重要です。そのために、競合調査やブランド分析が必要です。競合調査とは、自社と似たような商品やサービスを展開する組織を特定し、その脅威度、強みや弱み、自社との違いを分析することです。

市場全体の構図を把握することで、自社のポジショニングや差別化戦略を考えることができます。ブランド分析とは、自社のブランドがどれだけ知られているか、どのようなチャネルで知ったか、どのような印象を持っているかなどの調査を行うことです。

自社のブランドがどのような価値観や感情をお客様に与えているか、どのような特徴や魅力があるかなどを調査することで、自社のブランドイメージとお客様のニーズや期待にどれだけマッチしているかを評価することができます。

競合調査やブランド分析には、インターネットや書籍、雑誌などのセカンダリ情報だけでなく、アンケートやインタビューなどのプライマリ情報も活用することが重要です。また、調査結果をフレームワークやグラフなどで整理して分かりやすく可視化することもおすすめです。

コンセプトシートやムードボードを使い、コンセプトとデザインの方向性を模索する

コンセプトシートとは、ロゴのコンセプトやキーワードを書き出したり、イメージする色や形などを描いたりするシートのことです。コンセプトシートを作ることで、デザインの方向性が伝わるようなキャッチコピー、ブランドのゴールや目的、カラーパレットなどを明確にすることができます。

ムードボードは、画像や色、ロゴなどを使用してデザインを視覚的に伝えるためのプレゼンテーションです。デザインの目的やターゲットを明確し、デザインに関連するキーワードやイメージを集めていきます。ムードボードを作ることで、デザインの方向性や雰囲気をクライアントやチームメンバーと共有しやすくなります。

これらのツールは、デザインのイメージやコンセプトを紙面やスクリーン上にまとめてコラージュし、分かりやすく視覚的に共有するための手法です。ロゴが伝えたいメッセージやイメージ、色や形などの要素を整理し、視覚的に表現することでイメージが具体化します。

コンセプトとデザインスタイルを決定し、アイディアスケッチを開始する

コンセプトとデザインの方向性を大まかに決定したら、思いつくロゴをどんどん描いていきます。文字だけのものや記号だけのもの、またはそれらを組み合わせたデザインなどが出てくるかもしれません。紙やペンで描いてもかまいませんし、パソコンでいろいろな案を描き出していくのも良いでしょう。

アイディアスケッチを描くことで、ロゴの方向性や雰囲気を探ることができ、視覚的なイメージが掴みやすくなります。アイディアを可視化することは、意思決定を迅速に進めたり摩擦を突破する共通言語になったりするメリットがあります。

アイディアスケッチを元にロゴの種類を検討しいくつか候補を絞り込む

アイディアスケッチを元に候補を絞り込んでいきましょう。アイディアスケッチから候補を絞り込む方法として、予備評価と本評価というものがあります。まずは予備評価を行います。予備評価とは、正式な評価や審査の前に、課題や要求事項を判定するために行う評価のことです。

この段階で、アイディアスケッチから約20~50件のデザインに絞ります。不要な案や実現可能性のない案、類似案、方向性の異なる案などを削除します。次に本評価を行います。ここでは、予備評価で選んだ候補の中から最終候補を約6件~最大でも20件に絞ります。

評価基準は6ポイントで、新規性、市場性、技術的実現性、利益性、社会的貢献度、プロジェクトの目的達成度です。ロゴの種類は、文字だけのデザインやや頭文字で構成されたもの、イラストだけのものなど多岐にわたります。

それぞれのメリットやデメリットを考えて最適なものを選んでいきましょう。

フォントやカラーを検討・調整し最終形に近づける

ロゴデザインにおいて、フォントやカラーはブランドのイメージやメッセージを伝える重要な要素です。フォントやカラーを決めるにあたり考慮するポイントは、ターゲット層やブランドの特徴に合わせることです。

ターゲットとする年齢や性別、趣味嗜好などによって色に対する印象は変わります。また、色にはそれぞれ意味や感情があります。例えば、赤は情熱やエネルギー、青は信頼や安定などを象徴します。そのような意味や印象からブランドの特徴に合った色を選びましょう。

同じロゴデザインでも、カラーが変わると全く別のロゴを見ているかのような雰囲気になります。コントラストも意識し、背景色とのバランスや視認性を考慮してロゴが背景に埋もれることがないようにしましょう。また、最も重要なことの1つは、シンプルにすることです。

色数は多くても3色以内に抑えて、統一感やまとまりを出します。ブランドのイメージやコンセプトに合ったものを選び、バランスや視認性などを最終的に調整しましょう。

最適な作成方法を選択しよう!

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会社のロゴデザインは自分で作ることもできますが、専門的な知識や技術が必要な場合もあります。その場合は、オンラインやスマートフォンアプリで簡単にロゴが作れるサービスや、プロのデザイナーに依頼する方法もあります。

どういった作成方法を選択するかは、予算や時間、品質などのメリット・デメリットを考慮して決定するのが良いでしょう。